世界遺産の宗像大社へ参拝
今年の3月、桜の咲く頃に初めて参拝した宗像大社。
福岡市内から相当遠いと思ったら、博多駅からJRで東郷駅まで約30分。東郷駅前から出ている宗像大社行きのバスで10分。乗り換えの時間を含めて1時間かからずに行けました。
バスは途中から宗像市を流れる釣川に沿って走ります。この釣川流域には縄文時代や弥生時代の遺跡もあり、流域には早くから文明が開けていたようです。
宗像大社は沖ノ島の沖津宮、筑前大島の中津宮、宗像市田島の辺津宮の三社の総称ですが、普通に「宗像大社にお参りしてきた」という場合、辺津宮を指すことが多いです。
駐車場入り口には大きな燈籠。
福岡市内から相当遠いと思ったら、博多駅からJRで東郷駅まで約30分。東郷駅前から出ている宗像大社行きのバスで10分。乗り換えの時間を含めて1時間かからずに行けました。
バスは途中から宗像市を流れる釣川に沿って走ります。この釣川流域には縄文時代や弥生時代の遺跡もあり、流域には早くから文明が開けていたようです。
宗像大社は沖ノ島の沖津宮、筑前大島の中津宮、宗像市田島の辺津宮の三社の総称ですが、普通に「宗像大社にお参りしてきた」という場合、辺津宮を指すことが多いです。
駐車場入り口には大きな燈籠。
宗像大社の最初の鳥居。
二番目の鳥居の向こう、心字池に掛かる太鼓橋の奥には神門があります。
神門をくぐると拝殿ですが、拝殿と神門の間に新しく屋根(帳舎)が掛かっていて、天候に左右されずお参りできます。
ただ、屋根の木組みで「宗像宮」の額が手前からは見えにくくなっています。
拝殿奥には有名な「神勅」の額が見えています。
拝殿と本殿を右手から撮影。
拝殿・本殿を取り囲むようにぐるりと多くの末社がお祀りされています。
「高宮参道」と書かれた道を進むと、木々が茂る緩やかな登り道になります。本殿から5分くらいのところに「高宮斎場」があります。
ただ、屋根の木組みで「宗像宮」の額が手前からは見えにくくなっています。
拝殿奥には有名な「神勅」の額が見えています。
拝殿と本殿を右手から撮影。
拝殿・本殿を取り囲むようにぐるりと多くの末社がお祀りされています。
「高宮参道」と書かれた道を進むと、木々が茂る緩やかな登り道になります。本殿から5分くらいのところに「高宮斎場」があります。
樹木を依代とした古代祭祀の遺跡ですが、現在も祭礼日に神職によって祭祀が行われています。
注連縄の奥の木の幹に、揺れる木漏れ日が影を落として、美しい炎がゆらゆらと燃え立つように見えました。
力のあるもの、恐ろしいもの、美しいものを「カミ」として崇めた自然崇拝の根幹がここにあると思います。
いつまでも居たくなる高宮斎場を後にして、第二宮、第三宮へ。
注連縄の奥の木の幹に、揺れる木漏れ日が影を落として、美しい炎がゆらゆらと燃え立つように見えました。
力のあるもの、恐ろしいもの、美しいものを「カミ」として崇めた自然崇拝の根幹がここにあると思います。
いつまでも居たくなる高宮斎場を後にして、第二宮、第三宮へ。
向かって右手が田心姫神(沖津宮)を祀る第二宮。左手が湍津姫神(中津宮)を祀る第三宮。
本殿には市杵島姫神(辺津宮)がお祀りされているので、この三宮をお参りすることで宗像三宮すべてをお参りできるようになっています。
本殿には市杵島姫神(辺津宮)がお祀りされているので、この三宮をお参りすることで宗像三宮すべてをお参りできるようになっています。
拝殿・本殿まで戻って来ました。
本殿奥にはご神木の楢の木があります。
三月に来たときには葉がなく寂しい姿でしたが、今は大きな葉を茂らせていました。
最後に神宝館の「沖ノ島国宝展×藤原新也展」へ。
沖ノ島の多くの出土品の中から国宝の数々が展示されていました。
金製の指輪、三角縁神獣鏡を始めとする銅鏡、金銅製の装飾品、ペルシアのカットグラス片など素晴らしい技術で作られた品々が、九州の海に浮かぶ小さな島に無数に捧げられ、残っていたのは驚異です。
世界遺産登録後、一般人の上陸が禁止された沖ノ島。
その前から女人禁制で、絶対に見ることのない沖ノ島の様子を撮影した藤原新也氏の写真集を以前購入しました。
迫力ある写真は沖ノ島の空気や匂いが伝わるようで、大切な一冊です。この写真が今回実物大かと思われる大きさで展示され、島に立ったような臨場感を感じました。
国宝も写真もどちらも素晴らしく、興味のある方はぜひ行ってみてください。
会期は平成30年7月21日(土)~11月30日(金)までです。