言葉のカタチ

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ポータブル温湿度計で災害レベルの暑さを測る

毎日異常な暑さですね。

外出して10分も歩くと汗だくです。

日傘は紫外線や光は99.9%遮っても、熱の全てを遮断できるわけではないので、差していても結構暑いです。

 

暑い、暑いと言っても、実際はどのくらいの温度なんだろう、という単純な疑問から持ち歩ける温湿度計を買いました。

 

 

1,000円程度で買えるものなので、精度がどの程度なのか気になります。

家にいくつかある温度計、湿度計と比べてみたところ、そもそもデジタルとアナログでは温度に2℃の差がありました。

アナログの方が2℃低い。デジタルとアナログのどちらが正しい数値なのかはわからないので、体感でなんとなく「デジタル」の方が正しいことにします!

別のデジタル温度計とこの商品は、数値が一致するので、温度の誤差はほぼないと思います。

湿度計は他の方のレビューで5,6%低めに出るとありました。うちのアナログ湿度計はこの商品より5%程度数値が高かったので、レビュー通り5%低く出ているのだと思います。

 

さて、バッグの持ち手につけて出かけてみました。

本体にマジックテープがついているので、いろんな場所に付けられます。


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トートバッグには付けにくかったので、家にあった革紐を通しました。


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数値が安定するのに5分~10分弱かかります。

午後3時30分の歩道、

気温36℃、湿度50%(本体の表示。以下同様)。

図書館内、

27.6℃、49%。

午後7時30分の歩道、

32.8℃、53%でした。

 

7時半でも33℃近くあることに驚きです。

 

この温湿度計は熱中症の危険度を知らせるアラームとランプが付いています。

というか、それがこの商品の目的かもしれませんが、気温が29℃を超え、湿度も67%くらいを超えるとアラームが鳴り、ランプが点滅します(単純に何℃以上、何%以上で鳴るというわけではないです)。

 

つまり、今年の夏は外に出るとほぼ警報が鳴りっぱなしです。私は初めからアラームとランプを切っています。

本体の裏にブザーとLEDのON,OFFスイッチがあるので、ずっとOFFにしておけば鳴りません。

 

熱中症の危険度の知らせるものではなく、何時頃のこの場所は何度くらいになる、ということを知るためのもの、と割り切って使った方がいいでしょう。

 

例えば、庭でガーデニングをする時に日中は35℃くらいになるから何分で切り上げようとか、ベビーカーに付けて子どもの高さだと地面に近く、大人より暑いはずなのでこまめに数値を確認するとか、そんな使い方です。

 

外での気温を測る他、日頃寒いと感じる電車の車内の温度も測ってみました。

路線や時間帯、人の混み具合で変わりますが、私が利用した同じ日の連続した時間帯、座席の三分の一は空席、という状況で、地下鉄は28℃、JRは25℃でした。

デパートが24℃~25℃だったので、座って動かない車内が25℃なのは、私には寒く感じました。

 

地下鉄と比べてJRが寒いというのは数値でわかったので、自分の皮膚感覚がおかしいのではなく、実際に3℃の差があったということで納得できました。

 

温度の感じ方は人それぞれなので、オフィスの冷房問題など自分が寒いと感じても他の人は違うこともあります。

自分の席が何℃なのか、他の席が何℃なのか、数値でわかれば空調の温度調節や風向きの調節など、周囲の人と話しながら改善できるんじゃないかと思います。

 

ポータブル温湿度計は、こういう需要もあるんじゃないかと思います。