言葉のカタチ

言葉にならないものをカタチにしよう

八月の始まりは香椎宮へ参拝

朔日なので香椎宮へ参拝しました。

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今年に入ってから香椎宮には何度かお参りしましたが、春も初夏も真夏も、その時々で境内の木々や花がとても美しい神社です。
真夏のこの時期花はありませんでしたが、御神木の綾杉をはじめ木々の緑が濃さを増し空の色、雲の色、社殿の色と、目に入る色彩の対比がとても美しいです。
 
今日は最高気温35度を越える猛暑。陽の下の灼熱感は尋常ではなく、汗が噴き出し1時間ちょっと外に居ただけで腕に時計の跡がうっすら白く残るくらいに手先が焼けました。
ですが本殿裏手の林を通ってきた風は冷たくて、木陰に入って風に吹かれていると暑さを忘れます。ずっと木陰で涼んでいられたら!
 
香椎宮にお参りする度に、本殿の裏手を日常通っているらしい地元の方を見掛けるのですが、スーパー帰りの女性も、スーツを着た会社員らしきの男女も、年代性別関係なく皆さん本殿の真裏で一度立ち止まって透塀越しに一礼してから通って行かれます。
それは日頃からそうしてるとわかる自然な振る舞いです。
 
地元の方にとってはそうすることが当たり前なんだと感心しながら見ていて、神社は本来そういう場所なのかもと思いました。

なにかを願ってお参りするのではなく、朝夕に「おはようございます」「ただいま戻りました」のように一日の挨拶をする場所。何か期待を掛けて来る場所じゃなく、特定の誰かじゃないものにその日一日の無事を感謝できる場所。

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そんな場所が近くにあるのは素敵だな、と思った八月の始まりでした。